より手軽に美しい撮影を実現する新亜光学工業株式会社のオートアイリス
オートアイリスの仕組み
屋外での撮影で、日差しが強すぎて撮影した写真が白っぽくなったり、逆に屋内で光が弱く色の濃い部分が潰れたりして色調が分からなくなってしまったことはありませんか?
オートアイリス(自動絞り)とは、光が強すぎる、または弱すぎるなどの環境下で、白飛びや黒つぶれを防ぐため、カメラに入る光の量を自動調節して適正な明るさに調整する機能をもつ機構のことです。
人間の瞳孔のように明るさに合わせて自動的に見え方を調節してくれる機能です。
暗いところでは絞りを開いて光をたくさん取り入れ、逆に明るいところでは絞りを絞って取り入れる光の量を減らします。
写真の明るさはこのアイリス(絞り)による光量調節と、シャッタースピードによる光量調節、そしてISO感度(デジタルカメラが光を捉える能力)の3つによって決まります。アイリスはピントの調節にも使います。
撮影場所の明るさに合わせて自動で絞りを調節するオートアイリスは、野外設置の監視カメラには必須の機構です。
特許出願の小型オートアイリス機構
新亜光学工業では、カメラ機器に欠かせないオートアイリス機構を主力製品としています。
顧客のニーズに合わせ、開口径や赤外線透過/カットフィルター対応、虹彩絞りタイプなど様々な仕様のオートアイリスをラインナップしています。シリーズにない製品でも対応可能(要相談)なため、顧客が求めるオリジナル仕様にカスタマイズされたオートアイリスも製作可能です。
さらに、監視カメラ向けの小型オートアイリス機構の開発を精力的に行っており、2013年には絞り機構(光量調節装置)とIR(赤外線)フィルタ切り替え機構を一体化したオートアイリス機構の特許も出願しています。
監視カメラにはIRフィルタ切り替え機構が必須であり、絞り機構と一体化することで小型化に成功した新亜光学工業のオートアイリスは、監視カメラはもちろん様々なカメラ機器への応用が可能です。
監視カメラは防犯における要であり、カメラの小型化は犯罪者に気づかれにくくするためにも重要です。新亜光学工業の高度なオートアイリスの技術は、日本、そして世界の様々なシーンで人々の安全を守ることにつながっていくでしょう。